「サッカー場での危機管理は大丈夫?」

という記事をある雑誌で見ました。W杯のあったドイツの話です。
商品テスト財団*1が全12会場の安全テストを行った結果、12会場すべてに、何らかの構造上の欠陥があると判定されたんだそうです。
「避難しやすさ」「危険物の持ち込み防止策」「火災防止策」について実地調査がされ、カイザースラウテルンベルリンゲルゼンキルヘンライプチヒの4会場は、特に「著しい欠陥がある」として最低評価を受けたんだとか!!
カイザースラウテルンは火災対策がなされていない、ベルリンでは観客席とピッチの間に深い溝があるため、緊急事態が発生したとき観客が逃げ場を失うと。
逆に、観客席とピッチの間に避難口がたくさん設けてあるニュルンベルクなど*2は「欠陥が少ない」として、比較的高い評価を受けたそうです。
こんなこと、全然知りませんでした。普段スタジアムに通っててもあまり気にしたこともありませんでした。確かに多くの人が集まる場所ですから、危機管理は大切ですよね。
味スタはどうなんだろう? 日本のサッカー場はどうなんだろう? と、ちょっと考えてしまいました。
そして、ディズニーリゾートの危機管理体制の素晴らしさをふと思い出したのであった。*3

*1:‘64年に連邦政府によって設立されましたが、国からいかなるコントロールも受けないように、民法上の財団法人という形をとっているそうでうす。広告禁止条項があるため、企業からの広告収入は一切なく、独立・中立のテスト機関として支持を集めているそうです。ドイツでは認知度96%。そのうち3分の1の消費者がその財団の商品テスト誌を参考にするらしい。

*2:計4会場。ニュルンベルク以外は不明です。

*3:雷が激しかったときに、「安全が確認できるまでは外に出ないでください。」と、スタッフの方々が外に出て、連絡を取り合いながらお客をお店から外に出さないようにしていました。最初は何事かとびっくりしたけど、すごいなーと思いました。