見終わった〜

「ダイヤモンドの涙」、果たして私は見終われるのかと心配になりましたが、無事見終わったよ〜!
結局あの後は復讐話となりました。でも、復讐なんだけどあんまりドロドロした感じではなく、あの極悪ドラ息子を周りから追い詰めていくってのが、ちょっと気分いいかもって感じです。
気になる方は続きをどうぞ!

  • 母と娘を一度になくしてしまったヒロインは、精神を病んでしまい入院。2ヶ月は7歳の、8ヶ月は21歳の精神状態。その間、働いていたお店の女社長の息子を「お兄ちゃん」と呼んで慕う。この息子、実は失明していたが、ヒロインの母が死ぬ直前に、彼に目をあげてくださいと女社長に遺言。そのおかげで目が見えるように。そしてヒロインは24歳からの10年は記憶喪失に。(実は周りの友人達に気を遣って、記憶喪失のふり。)そんなわけなので、本当は毎晩毎晩、母と娘の写真を見ては泣き暮らし。
  • 復讐を誓い、母の遺骨で「遺骨ダイヤモンド」の指輪を作る。女友達はホステスだったので、ドラ息子の舅にあたる65歳の社長に急接近。ヒロインはドラ息子の周りの人間を取り込もうと、まず嫁に接近して信用を得、仲良くなる。次に「この親にしてこの子あり」といわんばかりのドラ息子の母親にも近づく。(この母親、わがままだし、金遣い荒いし、ヒステリックで年がら年中金切声でわめき散らしてるしの最悪おばさんで、だからドラ息子の父親に浮気ばかりされ、旦那が死んだときにもアメリカにいて帰ってこなかった人。息子が金持ちと結婚したもんだから、何かといえば金をくれとたかっている最低女。)この母親に、母親がいないから代わりに親孝行させてくださいと、あれこれ買ってあげたり、世話を焼く。その上で罠にはめ、後々賭博容疑で警察に連れて行かれたり、借金を抱えることに。その借金は息子に催促がいくわけで。
  • ヒロインは、女社長の息子、女友達、男友達とともに、家具作りの工房で働いていて、女友達の紹介で、ドラ息子の舅が会長をしているデパートに出店することになる。家具の評判もよく、嫁、会長の右腕(実は嫁が本当に好きな人)とも親しくなり、女友達もいよいよ会長と結婚することに。(この頃には本当に好きになってまして。)
  • 会長の誕生日の日、何も知らないドラ息子の前に、招待されたヒロインとその女友達が現れてドラ息子動揺。(舅とも義姉とも嫁とも親しく、おまけに娘もなついているわけだから驚かないわけがないわな。)ヒロインは記憶喪失のふり続行。(この時点で記憶喪失じゃないことを知っているのは女友達のみ。)わざとドラ息子の動揺を煽るように、母親の形見だと指輪を見せたり、死んだ自分の娘と同じ名前のドラ息子の娘(ぬけぬけと、ヒロインが女の子につけたいと言っていた名前を自分の娘につけるという、ありえない神経の持ち主。)をかわいがって見せたり。
  • このドラ息子、ヒロインの母と娘を殺したことでヒロインと会うのを怖がっていたくせに、ヒロインが記憶喪失だと知ったとたんに、「なにもかも忘れてもう1度現れてくれてありがとう。」とか都合のいいことを心の中で思いながら、またヒロインに甘えるんだ、これが。(この男ありえない!)昔の純粋無垢なヒロインではなく、いまや復讐に燃えているヒロインは、ドラ息子の思い通りにはなりませんけどね。
  • そのうち、ヒロインのことを愛する目の悪かった、女社長の息子もヒロインが記憶喪失ではないと気付き、復讐しようとしているヒロインのことを止めたいと思いながらも、ドラ息子が卑劣で許せないと影から復讐の手助けを。
  • その頃にはドラ息子の舅、嫁、義姉、会長の右腕の男など、ヒロインと親しくなった周りの人間は、ヒロインの悲惨な過去の話をみんな知り、「そんな男は許しておけない!」という気に。でもまだ、これがドラ息子のことだとは知りません。
  • 心優しいヒロインは、ドラ息子にはこれ以上ないというほど苦しい思いを味あわせてやりたいと思っているものの、周りの人間は不幸にしたくないと、嫁が傷つかないようにドラ息子に離婚させようと画策する。ヒロインの昔の婚約者もヒロインの不幸を知り、ドラ息子を許せないと会長に事実を話す。結局、会長(舅)に離婚届の判を押さされるドラ息子。
  • ただこのドラ息子、芯から極悪人といいましょうか、諦めが悪いといいましょうか。家族が出かけている間に、嫁の金品を盗み、舅の金庫を盗み。挙げ句に会社の会長室も荒らして、さらに極秘書類を持ち出し、別の会社に高く売ろうと!!(本当に救いようのない悪人だな。あまりの酷さにびっくりするよ。
  • ただこの極秘書類を売りに行った先が、都合のいいことに(?)目の悪かった息子の父親の会社だったりするんだ。ただ離婚してから会ったこともなかったのに、愛するヒロインのためにこの父親に連絡し、復讐の手助けをしてもらうために頭を下げて。いい人だ〜。どっかのドラ息子とえらい違いだ〜。
  • この社長に断れ、そこにヒロインと一緒に働いている男(目の悪かった息子ね。)の姿を見てびびるドラ息子。この社長のデスクの上のファイルを勝手に盗み見して、そこにあった名刺の人物の連絡先を控えていたため、今度はそっちに売り込もうと連絡。ところがこれも罠なのだ〜。
  • その連絡先は、目の悪かった息子の母親の相棒といいましょうか、その母親のことを愛している金融業の大物のとこでした。というわけで現れたドラ息子に、「これくらい払ってやれと息子が言うんでな。」とお金を渡す。で、現れた「息子」というのがさっきの男。「お前何なんだ!? なんでどこにでも現れる!?」とか言いながら逃げ出す。(極悪人のくせに腰抜け・・・。
  • 何もかもなくしたドラ息子、それならとヒロインのことを「俺の女」だと言い張り、これまた無理やり連れて行こうとする。ところがそこにいたのは自分の娘。(実は嫁と会長の右腕の男との子だったんだけど。)こんなところを子供に見せたくないから早く出て行けというヒロインに対し、それでも無理やり連れ出そうとパニクったドラ息子、なんとヒロインの頭を植木鉢で殴る! そのくせ、「死なないでくれ〜。」って。おい、殴ったのお前だよ。
  • でもそこにヒロインを愛する目の悪かった息子が現れて、結局ドラ息子はパニクったまま車で逃走。この状態、いかにも事故りそうじゃないですか。思ったとおり、トラックと正面衝突。ただ、最後に見た幻は幸せだった頃のヒロインの姿で、それじゃ極悪人のくせに幸せな気持ちで死ぬの!?とちょっと納得いかなかったり。
  • ヒロインはどうなったのか、息子の目は大丈夫なのか、さらに会社を荒らされてショックで倒れた会長はどうなったのか!? 気になることはいっぱいありましたが、さすがに最終回でこれ以上不幸にはなりませんでした。みんな無事。会長と女友達は結婚し。ただ引っ掛かるのは、ドラ息子、いかにも死んでそうな状況だけど「行方不明」なんですよ・・・。ただもう1年も経ってるからそろそろ葬式をと、会長や元嫁達とみんなでお葬式。これでヒロインは何もかも終わったからと1人で死ぬつもりで海へ。
  • でもみんながそれをわかってて追いかけてきてました。会長に「お前が死んだらみんなが後を追って死ぬ。」と言われ、目の悪かった息子に指輪を渡され。ドラ息子の元嫁も会長の右腕だった人と結婚し、女社長も無事長年の友だった金融業の大物と結婚。み〜んな幸せになりました。めでたし、めでたし。
  • ただすっきりしないのは、ドラ息子が死んでないんですよ〜! 女の人が落とした財布を拾ってあげて、いかにも「カモを見つけたぞ。」ってな感じのいやらしい笑みを浮かべるドラ息子ってのがラストシーン。(ちょっとちょっと、なんでこんな極悪人に天罰が下ってないのよ〜!!)憎まれっ子世にはばかるってこと? それだけが不服。

なにはともあれ、意外と楽しみました、このドラマ。(好きかどうかは別にして。)
は〜、見終わってよかった。すっきり。これ途中だったら気になって気持ち悪いもんね。
しっかし、ドラ息子、最悪に悪いヤツだったな〜。ありえない!
自分がヒロインを捨てて出て行っておいて、「どうして俺ばかりがこんな目にあうんだ!?」とか「俺だってもう十分に罰を受けてるんだ、許してくれ。」とかどの口が言うんだ!?
そんなの自業自得じゃん! あんたは自分が選んでそうなったんじゃん。でも捨てられた方はあんたの勝手に振り回されてこれ以上ないほど不幸になったんだぞ。捨てた方が勝手に「十分」とか言うなっつーの。それを判断するのは捨てられた方だ、バカ。
そして、ドラ息子以外の人達が全員いい人だったのよ〜。みんなが「私があのときこうしていれば・・・。」とかって、知らないときの頃のことにまで責任感じて自分のこと責めてるのに、なんであの諸悪の根源のドラ息子だけは「俺は悪くない。俺のせいじゃない。」とかって最後の最後まで言いはっちゃうかな〜。
本当、殺したくなるようなヤツですね。