「ファースト・ポジション」

渋谷のBunkamuraル・シネマへお出かけ。
だ〜〜〜いぶ前に、「アクロバティック白鳥の湖」を観に行って以来かな?
PM2時40分頃に着いたのですが、「15時20分からの回は大変混んでおりまして、今、最前列と2列目の見上げるお席しか残っていないのですが。」と言われました。
で、私達は2列目の右寄りの席を取り。
その後もぞくぞくやってきて満席になってしまいました。
19時の回に回った人、いたんじゃないだろうか?
13時10分の回のところにも「満席」表示が出ていたので、意外と観に来る人がいるんだなーと思ってしまった。
まあ、都内だとここでしかやってないし。*1
座席の段差がほとんどないというか、緩〜い傾斜しかついてないので、あんまり見やすい劇場ではないかも・・・・。
2列目は、座席に浅く腰掛けて、背もたれの上の部分に頭乗っけてないと首がつらかったです。*2
ローザンヌ国際バレエコンクールと並ぶ世界最高峰のコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ*3を目指す6人の子供達に密着したドキュメンタリーです。
予選では世界中から5,000人を超える応募があり、その中から最終選考に残るのは300人
さらに賞をもらえる子なんて、本当に本当に一握りですね。
裕福で恵まれた子もいれば、貧しい国の出身で奨学金をもらってプロになりたいとがんばってる子もいれば。
いろんな境遇の子がいました。
でもみんな、毎日毎日並々ならぬ努力をしていて。
シューズを脱いだ足の、マメだの、タコだの、すり傷だの、痛々しいことこの上ない。
まるでプロと変わりません。
普段失敗することがないのに、本番に限ってこけてしまったり、ピルエットが回れなかったり。
普段しない失敗をするだとか、舞台裏の感じとか、ちょっと発表会を思い出しました。
私達の発表会なんて、こんな緊張感あふれる真剣勝負の世界じゃなけど、でもあるんですよ〜、普段間違えたことがないのに振り間違っちゃうとか。
(私は2年前の発表会のときに、そんなのがありました。)
11歳のアラン君、超〜すごかったです!!
ピルエットくるくる回っても全然軸がぶれないというか、いくらでも回ってて、しかもピタリと止まれる。
あんな風に回ってみたいわ〜。
なんか、ピルエット回るための補助板みたいなのを持ってて、「超〜欲しい!」とか思ってしまった。
あれ、売ってんのかなぁ?
帰って検索してみよう。
ミケーラはアキレス腱炎になってしまい、最終選考に残ったものの、ずっと消炎クリームを塗り続けても足が痛くて痛くてと言っていたので、ギリギリまでねばって断念しちゃうんじゃないかなーと思っていたのに、舞台に出た途端まるで別人!!
とてもあんなに痛がってた人の踊りじゃなかったです!
日本人とハーフのミコちゃんは、ドン・キホーテのバリエーションを踊っていましたが、すごかった〜♪
ほんと、プロみたい。
弟のジュールズくんは、結局バレエに興味がなくなってやめてしまいましたけどね〜(^−^;)
でもこの子、なんか憎めない感じでした。
ミコ達のお母さんの入れ込みようがすごかったかも。
ていうか、ミコのお母さんが一番熱心?
この一家、バレエのために会社ごとお引越ししましたしね(^_^;)?
ジョアくんのバジルのバリエーションも素敵でした。
念願のロイヤル・バレエ団に行けてよかったですね。
レベッカは、コンクールでは何も受賞できませんでしたが、2ヵ月後、ワシントン・バレエ団から連絡があって無事入団。
よかったですね〜。
受賞しなくても、バレエ団の関係者の目に留まるっていうのもありますしね。
この子達の中から、いつかプロになって有名になる子も出てくるのかもしれませんね。
ちょっと楽しみです。
追いかけた子達は、やめてしまったジュールズ君を除いて、とりあえず何かしら結果が出てましたね〜。
(他にもたくさん撮っていて、そういう子達の分を選んでるだけでしょうか?)
よかったよかった。
ミコちゃんは、ローザンヌにも出場するみたいですよ。

*1:入ってみたら、そもそものキャパが少なめでしたし。

*2:私はなんとか納まりましたが、長身の相方はかなりつらかったようで。お尻が痛かったって。

*3:この映画の紹介を見るまで知らなかった。