「容疑者 室井慎次」

レイトショーで「容疑者 室井慎次」を見てきました。「交渉人 真下正義」とはかなり違った雰囲気でした。「交渉人」は事件を追ってるストーリーでしたが、今回は警察上層部の権力闘争が絡んだり、なんだか権力に固執する人間とか、権力を嫌う人間の人間模様ってとこでしょうか? 人間のどろどろした嫌な部分が見えちゃったりなんかして。だから室井さんの真っ直ぐさが強調されるのか。
ラストの方で、哀川翔が「俺達はそんなことに振り回されてたのかよ・・・。」って言ってたけど、私的にはそんなことで人殺しかよと思ってしまった。ま、しょうもない女に引っかかった時点でアウト!ってことでしょうかね?
ところで今後の室井さんはどうなってしまうんでしょ〜!? 気になります。
真矢みきがなんだか今回いい人になってた。いや、別に悪い人だったわけじゃないけど、「踊る大走査線 THE MOVIE 2」のときは、女だからってバカにさせない!って肩に力が入ってて突っ張ってる感じで、やな人になってたというか。でも今回は室井さんのためにいろいろ動いてくれてて。いい捜査官になれそうじゃん? 筧さんは味方なんだか敵(?)なんだか、謎な人だな〜。
大杉漣の使い方がすごかったです。そんなのあり!?っていうか、あなた誰!?っていう登場の仕方で。見てびっくりですよ。八嶋さんは個性強烈キャラ、吹越満は冷静沈着、淡々としたキャラをうまく演じてるし、役者さんがやっぱいいです。今回、柄本明が渋かったな〜