女子シングル フリー

安藤美姫がAM5時20分頃に滑るということで、今日は5時15分起きでした。
安藤美姫は4回転ジャンプも失敗し、スタミナがもたずに後半のジャンプはほどんどボロボロ。あんまり調子よさそうでもなかったし、初のオリンピックでしたし。まあ、こんなもんでしょうね。結果は15位とかなり順位を下げてしまいました。安藤については、周りが騒ぎ過ぎだと思うんですけど。期待しすぎ、騒ぎ過ぎ。
最終グループ最初の滑走はサーシャ・コーエンでした。SPでしっかり滑っていたので4年前の二の舞にはならないだろうと思ってましたが、やっぱり意外ともろかった? 最初のコンビネーションジャンプで2回ともこけてしまいました。それでもその後は立て直しましたが、それにしたってコンビネーションを2つも失敗してるんだから本来入るはずだった10点くらいの得点がなくなったわけです。ということはメダル争いからは早々に脱落したなと、この時点では思ったんですが・・・。そしてここでこけたくれたおかげで、最終滑走のスルツカヤはやりやすくなったんだと思ったんですが・・・。
荒川静香は、ここに辿り着くまでに、どんな技にどのくらいの点がつくのか、どうすれば得点が上がるのかと、いろんな技を試してきた上で考えたプログラムだと思うので、その努力も立派だし、オリンピックという舞台で完璧な滑りができたこともすごいと思います。他の選手の滑りを見ても、確かに1番いい出来だったと思うので、そういう意味では「金」も当然。女子シングルではアジアで初の金メダルだそうです。それはすごいことだし喜ばしいことだとは思うんですけどねぇ・・・・。
荒川の次に滑った村主章枝、素人目にはよかったように思うんです。魅せたと思うんです。だってスタンディング・オベーションももらったんだし、そう思ったのは私だけじゃないと思う。詳しいことはわからないから、技の難度が低かったんだろうとしか言えないけど、でもコンビネーションジャンプを2回も失敗したサーシャ・コーエンより、特に目立った失敗もなかった村主章枝の方が得点が低いって、なんだか不満。ジャンプが回転不足と取られたり、難しいスピンがないと言われてましたが、そんなによくない演技でしたか? 納得がいかないなぁ。結局順位は変わらず4位でした。メダルまであと少しだったのに・・・。
最終滑走のイリーナ・スルツカヤは、これまでもさんざん金を逃してきたから今度こそ、ってきっと本人も思ってたんでしょうね。すごく緊張していたような気がします。だから確かに動きも硬かった。こんなに緊張してるスルツカヤって初めて見たかも。めずらしくジャンプで転倒したし。でもやっぱりサーシャ・コーエンの方が上なわけ? う〜ん、もう1回ちゃんとサーシャ・コーエンの滑りを見てみないとなぁ。
荒川が金、サーシャ・コーエンが銀、スルツカヤが銅。
私はスルツカヤと村主が好きなので、この結果はなかなか複雑です。今日のお天気と同じで、私の気分はどんより。というか、結構落ち込んでるぞ〜。
芸術的要素を求めながらも、フィギュアスケートってやっぱり競技、やっぱりスポーツなんだなとあらためて思いました。芸術的な要素の採点って難しいなと。それは見る人の好みにもよるだろうし。答えがはっきりしている数学と違って、合ってるのか間違ってるのか判断が難しい、国語の文章問題みたいだなーと思ってしまった。
いいんだ、村主も5位入賞だからエキシビションには出るし〜。ああ、これでBSが録画できれば最高なのに・・・。ていうか、なんでペアのときには録画することを思いつかなかったんだろう(T△T)
オリンピック前はさんざん「安藤、安藤」って騒いでたけど、今度は「荒川、荒川」って騒がれるんだろうな〜。うれしい結果で騒がれる荒川はまあいいとして。
前に騒がれて、終わってみたら手のひら返したようにされるのも嫌だけど、どっちでもあんまり村主が取り上げられないのって、どういうことかしら!? そういうマスコミの態度も気に入らないわ。