初級 ツボ講座

なぜか本日の午後2時間ほど、我が校保健室で「初級 ツボ講座」が開かれまして。日本工学院八王子専門学校鍼灸科の先生をお招きし、教員、職員15人ほどが集まりました*1
「西洋医学」は細かく細かく、専門に分類されていくものですが、「東洋医学」は大きく全体を見るものですと言われました。そのメリットとしては、全体を1人で診るので頭痛、腰痛と別々の症状が一度にあっても、一箇所の治療で治すことができることだそうです。確かに原因が同じだったりすることはありえますね。
ちなみにツボの数は「364」だそうです。*2
で、「手当て」という言葉がありますが、まさに字の通り「手」を当てるだけで不快感が和らいだりするそうです。基本は「マザーズ・タッチ」。「痛み」はサインなのでそれを取るのは必ずしもいいことではないと。「不快感」が取れるだけでずいぶん違うんだと先生はおっしゃってました。
別に揉んだりする必要はないそうです。押すだけで十分なんだって。なんなら手の平をのせてるだけでも温かいからいいんだそうですよ。
押す場合も腕だけで押すのではなく、体重をかければ疲れないと。力はいらないんだそうです。
ちなみに、素人でも悪いところを見分けられる簡単な方法は、熱い冷たいかだそうです。血行の悪いところはその部分が冷たいんだそうです。
手の平で押すにしても、指で押すにしても、
1、2で力を入れ(体重をのせ)、
3、4、5でそのまま力をキープ、
6、7でゆっくり力を抜き、
で移動
というリズムでやるんだそうです。しかも相手の呼吸に合わせるのがよいので、相手によって早さも違ってくるんだって。
力をゆっくり抜くっていうのが意外と難しかった。
いざとなったら自分でやるしかないですが、やっぱりマッサージとかもそうらしいんですが人にやってもらう方が効くというか、気持ちいいものみたいです。
全身リラックスできるからなのかなーと思ったりするんですが。自分でやったら、どっかに力が入ったりしてそこがまた凝ったりしそうだし。
でもそれだけじゃなく、「気」の交流があるからなのかもしれないとのことです。愛情込めて、自分の体温を伝えるように押してあげるのがよいそうです。
「気」って聞くとちょっと忌まわしいものを思い出してしまいますが・・・。
今日の先生は話し方もおもしろくて、とっても楽しく、お勉強になりました。

*1:事務の女性4人とも参加してしまった。

*2:「366」とも言われているらしい。そこんとこ、東洋医学はとてもファジー