トロカデロ・デ・モンテカルロ

今日は府中の森芸術劇場のどりーむホール*1で「トロカデロ」です♪
ビデオでは見たことあるんですが、生は初です。とーっても楽しみだったんです。
なんだか、開演前のアナウンスからしておもしろかった。


「演出の都合上王子がたくさん出てきますが、ハンカチ王子やハニカミ王子のようなさわやかな王子は1人もいませーん。」


だって。その上、


「携帯電話の電源はお切りください。静かな中でのバイブレーションは意外と響きます。(←ここまでは普通。)隣りのお客様がバッグの中にガマガエルでも入っているのかとびっくりしますので・・・・・。」


とか言うんです! さらに、いつものお願いですが・・・とか言いながら、


殿のご乱心出前の注文もおやめください。」


なんじゃそりゃ!? 始まる前からおもしろいわ〜。
第1幕の「白鳥の湖」は、去年の発表会以来ちゃんと曲を聞いたから懐かしかった〜。
見てておかしくて、しょっちゅう笑えるんですが、私はやたらと「すごーい!」、「きれーい!」と感動してました。
そりゃプロだから当たり前だけど、でも男の人なわけだから体重が重いわけでしょ? それなのにちゃんとトゥにきれいに立っててすごい*2
すごく美しく踊れててすごい
トゥシューズで踊ってるのに足音がしなくてすごい
32フェッテの回転がめちゃめちゃ速くてすごい
腕とか足とかきれいに伸びてて、動きが柔らかくて、実にきれい
例えバレリーナ(?)達がごつくて、胸毛が生えていようとも!
そしてたいてい、女性役の人の方がごついです。男性役の人の方が小さくて細いの。だから普通と逆で、プリマドンナの方が男性をリフトしちゃってて。
「黒鳥のパ・ド・ドゥ」のときは、ごついオディールをリフトするために、両脇から黒子が出てきましたし〜。
「瀕死の白鳥」は、瀕死すぎるだろってほどボロボロボロボロ羽を散らしながら出てくるし。でも白鳥の羽ばたきのあの腕の動きはすご〜くきれいで!
とにかく楽しかったです(*^−^*)
2時間半くらい(?)があっという間だった気がします。また観たいなー、来年も。
そして最後までアナウンスもおもしろかった。


「お帰りの際は、足元と思い出し笑いにご注意ください。」


ビバ、トロカデロ!

*1:我が家から徒歩5分ほどという、実に便利な場所です。

*2:重いかわりに、それを支えるだけの筋肉もしっかりあるんでしょうけどね、女性より。