フランス旅行5日目 パリ市内観光・ヴェルサイユ宮殿

朝、謎の大渋滞により、もう1つのホテルからバスが着かず・・・。
結局ルーブル美術館まで(私達が泊まってるホテルまでの中間地点)1時間半かかったそうです。
予定では30分くらいで私たちのホテルに着くはずだったのに、です。
バスを待っていたら午前中が全部つぶれてしまうかもしれないというので、添乗員さん+マリオットホテル組20人は、地下鉄で移動することになりました。
駅でカルネ(回数券)を買ったら、20枚出てくるはずが19枚しか出てこなかったり、改札機に切符を通したら私を含めて3、4人が改札通れなかったり
乗り換え駅にたどり着いてみれば、6号線から5号線に乗り換えたかったのですが、私たちの行きたい方向の乗り場が見つからずうろうろ。
反対行きの表示はあるのに・・・・。
と思ったら、同じホームの向かい側でよかったというオチ。
なぜすぐにわからなかったと言うと、反対行きの行き先の表示板はあるのに、私たちが行きたい方の行き先表示板が取れて無くなっていたから。
さらにさらに、ホームに降りてみたら、乗ろうとした電車が車両故障だかで乗れなくなってしまって
まさに踏んだり蹴ったり。
ここまで引っかかるもんですか!?
そんなわけで、これまた急遽予定を変更して、7号線で行きました。
添乗員さんが言ってたけど、「トラブル」と「トラベル」は語源が一緒だそうで。
旅にトラブルは付き物
とはいえ、「これが私達の仕事ですからね。」と何でもない顔して乗り切る添乗員さんがすごい。
結局この謎の大渋滞により予定外に時間がかかってしまったせいで、寄る予定だったおみやげ屋さん2件には行けなくなりました。
よかったような、ちょっと残念なような・・・・。
まあ、それはいいんですが。
シャイヨー宮で下車して見る予定だったと思われるエッフェル塔はもとより、車窓のみの市内観光さえなくなりまして。
シテ島ノートルダム寺院とか、凱旋門とか。
まあ、エッフェル塔は車窓からもう何度か見たんですけど。
凱旋門も、初日から何度かそば通って見てはいるんですけど。
ノートルダム寺院は見てな〜い!
それはさておきルーブル美術館、あのガラスのピラミッドはよく知ってますけど、地下にガラスの逆さピラミッドがあるのは初めて知りました。



そして今日は、ルーブル激混みでした!!
私たちのツアー30人ですが、ここでは1人のガイドさんで25人までという制限があるようで、現地ガイドさんが2名いらっしゃいました。
年配の日本人男性斉藤さんと、日本語ペラペラのフランス人イザベラさん*1
今日は別行動の2名がいるので、14名ずつ二手に分かれました。
私たちは斉藤さんの方へ。
この後、トイレタイムがあったのですが、ちょっとした珍騒動が。
女子トイレがかなり混んでいたので、ガイドさんがちょっと上の階見てきますねって様子を見に行ってくれたんです。
で、いつものようにイヤホンガイドで、「上のトイレの方が空いてますので、エスカレーターで上がってきてください。」って言ったんですが、そのエスカレーターが2つありまして。
みんなすぐの右手(見てる私達からすると左手)のエスカレーターに乗っちゃったんですね。
よく見ると、そこって「出口」になってまして・・・。
「あ〜、そっちじゃないですよ!? 後ろ側のエスカレーターです! そっち行っちゃうと出口ですから、戻ってくださ〜い!」
ってガイドさんに言われ、上がって行ったメンバーが全員、エスカレーターを逆走で降りてくるはめに!
(上がっちゃうともう出口なので、下りのエスカレーターはなかったようで・・・・・。)
見てるこっちは笑い事ですが、年配の女性の方もいらっしゃったので、ちょっと大変そうでした。
ガイドさんも、「いや〜、ここからルーブルに入ってきた人は始めて見ました。」とかおっしゃってました(笑)。
本日何度目の珍騒動?
この斉藤さん、かなり芸術関係に造詣が深いようで、感じ方とか表現がとても芸術的といいましょうか。
ミロのヴィーナスを見て、みんなたいてい前から見てそれで終わっちゃうんですと。
ぐるっと一周して見てみてください、右側から見た顔と左側から見た顔と違うでしょ。
左の方が少し鼻の穴が膨らんでませんか?
上気したような肌がなんとか、毛穴がなんとかって、そこまで考えて見たことない!
モナリザなんてね、思ってたより小さい絵なんですけど、「ここにあるのはレプリカじゃないんです。本物ですからね、目を見てください。必ず何か語りかけてきますから。」って言われたんですよ。
すごいですよね〜!
でも、言われたとおり見つめてみたんですけど、ダメです〜〜〜〜、私、何も感じられませんでした〜(T_T)
芸術的センス、ないのかしら・・・。
(多少はあるつもりでいたのになぁ。)
もう本当に駆け足で、4ヶ所くらい説明してもらっただけなんですけど、なんだか奥が深かったです。



ミロのヴィーナス



サモトラケのニケ



民衆を導く自由の女神


美術館の中にいろいろおみやげやさんもあるので、少し自由時間がありました。
ラデュレがあったので、覗いてみました。
すごいかわい〜〜〜♪
カロン入れる箱はもちろん、マカロンのキーホルダーとか、トートバッグとか。
ちょっとお高いんですけどね・・・。
透明ケースに入ったクッキーやメレンゲなんていうのもありました。
ケースにマカロンやケーキの柄が入ってて、超〜かわいい。
カロンも色とりどりできれい、かわいい、おいしそう、食べたい。
でも、あんまり時間ないし、ラデュレの本店にも行くつもりだからと思い、とりあえず参考に見学だけ。
そして、本日のお昼は中華です。
フランス来て、わざわざ中華ってどうなのよ!?と思ってましたが、確かにそろそろ洋食に飽きてくる頃なんで、中華、意外とよかったかも。
ただ、こっちの食べるペースとか一切関係なしに、どんどん出てくる、出てくる。
テーブルに載らないから〜。
しかも、丸テーブルのわりに、中華でよくある真ん中回るやつじゃないから、料理回すの大変。
お皿熱いし〜。
いかにも奥に詰め込まれた感じで、席は狭いし。
そして、お魚だったかな、超〜からかった。
見るからに真っ赤だったからねぇ。
でもその辛いの以外は、わりとおいしかったです。
スープもあっさり味だし、チャーハンもうれしい。
食後、さらに2人が離脱し、バスでヴェルサイユ宮殿へ。



まずは外観を見て、裏手に回り広大な庭を見て。
ていうか、水路*2、はるか彼方なんですけど〜!?
宮殿もさすがに大きい。
PM2時45分が私達のグループの入場時間だったので、少し前に入口に行って待ちました。
今朝はルーブルが激混みでしたが、斉藤さんいわく、ヴェルサイユ宮殿は1年に1回、あるかないかくらい空いてるということです。
悪いことばかりじゃないってことですね(〃^−^〃)
王族専用のチャペルも、人がほとんどいなくてゆっくり見れました。



こちらも1グループ25人以上はダメなので、午前中と同じグループで二手に分かれました。
2人減ったので、私達のグループは12人
斉藤さんは、「12」はベストの数字だって言ってました。
三位一体とか、「3」はヨーロッパでは「調和」を意味するのでよいと。
さらに「4」もネイティブアメリカンの部族とかでは「完全」を意味しててよいらしい。
その3と4の倍数なので、「12」は最高と。
キリストの使途も12人ですしね。
斉藤さんの説明もとても興味深くて、ただ、この絵はなんとかって説明ではなく、じゃあなぜこの絵をここに描かせたのかって理由を教えてくれるので、とっても楽しくて。
一番最初の大広間(?)の天井一面の大きな絵、「これは何を描いているでしょう?」と斉藤さんから問題(?)が出され。



ここに出てくるのは1人を除いてみんな神様ですと。
日本で一番高いのは富士山ですが、ギリシャでは・・・?
とヒントをいただいたいので、私、正解しました〜(^−^)V
見る人に、オリンポスの頂にいるように感じさせるための絵だそうです。
その中で唯一の人間は、棍棒を持ったヘラクレス
ゼウスが自分の娘を嫁がせようとしている場面で、ヘラクレスは「唯一神格化された人間」なんだそう。
ルイ14世も、自分を神格化させかったんだということのようです。
そして超有名な「鏡の間」、やっぱりきれいでした。



窓から見る広大な庭もきれい。
夕日が差し込むと、鏡に反射してさらにきれいらしいです。
マリー・アントワネットの部屋の隠し扉(?)は、開けたままになっていますが、これはフランス革命が起こった日、マリー・アントワネットが逃げ出したときのままだそうで。
タンスのようにでっかい宝石箱もありました。
(もはや「箱」ではないだろう・・・・。)



そして、唯一ベッドのシーツは取り替えられていないんだそうです。



マリー・アントワネットが使っていたままなんだって。(本当〜!?)
添乗員さんも私達も「晴れ男」、「晴れ女」のはずなのに、強力な「雨男」or「雨女」がいるのか、今日は少し雨に降られてしまいました。
ここでも少し自由時間。
そして、ヴェルサイユにもラデュレがありました。
カサとかバッグがかわい〜♪
そしてびっくり、世界のキティちゃん
なんと、ラデュレともコラボしておりました。
カロンと一緒にキティちゃんの柄が入った付箋、売ってた。
かわいいけど・・・・・11.5ユーロもします!?
高い!
ここでもちらっとマカロンに惹かれましたが、どうせ行くしとやめておきました。
向い側におみやげ売ってるギャラリーがあったのでそこで、いろいろと見て。
ローズのジャム(小)、欲しくて自分で買ってしまった。
そして、マリー・アントワネット柄(?)とマリー・アントワネットが使っていたイスのクッションと同じ花柄のクロスを見つけて、お手頃だしきれいだしと思って、職場の女性陣へのおみやげに購入。
これまた、レジに時間がかかって焦る。
無事おみやげ買って、PM4時20分に集合。
その後、パリに戻り、夕飯まで少し時間があったので、ギャラリー・ラファイエット前でバスを降り、自由行動。
添乗員さんが、ギャラリー・ラファイエットに行くので、もし一緒に行きたい方はついて来てくださいとおっしゃるのでついて行きました。
ドームの丸屋根のステンドグラスが見事なのと、屋上階に行くとパリの町並みが見渡せるっていうのは、ガイドブックで知ってて、もともと自分でも行きたいと思っていたので。



ただ、残念なことに、今日は屋上階には上がれませんでした(´へ`;)
エスカレーター、封鎖されてた。
行ってみたかったな〜。
明日、来る時間あるかな?
その後、自由解散、明日の買物の参考に店内を見て回り、PM4時10分集合。
バスを降りたギャラリー・ラファイエットの対角の場所で待ち合わせだったのですが、時間過ぎても4人だけ来なくて・・・。
ここまで来ないということは、出口を間違ったか、絶対迷ってるんだろうと。
でも、ギャラリー・ラファイエットの出口付近で見かけた方がいて、探しに行こうとしてくれたのですが、これでまた行き違いになったりするからこのまま動かないでくださいと。
バスの迎えの時間もあるしと、添乗員さん、ヤキモキしてましたが。
携帯にかけても繋がらないし、逆にかけてきてくれればと言ってたんですが。
結局、違う場所にしばらくいたようです。
見かけたと言ってた人が言ってた場所に。
イヤホンガイドの声が聞こえてたらしく、近くにいるはずなんだけど・・・・?
と思ってたようです。
なにはともあれ、無事合流できてよかったです。
本日の夕食は、エスカルゴを食べました。


 


ガーリックバターのバジルソースでおいしかったです。
席が近かったので、添乗員さんといっぱいお話できました。
明日はいよいよ最終日。
フリータイムです。
買い物するぞ〜、オペラ座見学するぞ〜、マカロン食べるぞ〜。
運転手のパトリックさん、とってもいい人でした。
4日間お付き合いいただきましたが、今日でお別れです。
ほんとにほんとに、ありがとうございました〜。

*1:このイザベラさん、日本語ペラペラなのは日本のマンガが大好きなせいのようです。ついこの間(?)まで、セーラームーンのコスプレしてたんだそうで。あ〜、髪の長さ、そんな感じだ〜。サラサラで羨ましい。

*2:水のない土地に無理やり(?)水を引いてきて、権威を見せつけたというか。そういうことらしいですが、ちなみにこの水路、贅沢に船を使って移動したりしたそうな。それでもって、「水路」なんて無粋(?)な呼び方はせず、「鏡」と表現したそうです。